心おどる夏・・・そんな夏こそなぜか増える、夏季うつ・精神疲労の謎
夏真っ盛り!各地でお祭りやら花火大会やら、
これぞ夏の風物詩といったものが開催されていていますね☆
街に出て、浴衣を着た女性を見かけたりすると、
「あー、夏を満喫してるな~」
と、楽しそうな人を見かけるとついつい目で追ってしまいます。
そんな、誰もがテンションの上がる夏。
そんな夏こそ、実は気をつけたいことがあります。
心と心臓の関係
それはなにかというと、
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あなたの≪心臓≫です!
心臓というのは、夏という季節にとっても関係が深い臓器なんです。
よく、「心おどる夏」なんて言ったりもしますよね?
それはまさにその通りで、夏は特に心臓も働きも活発になりやすく、
そのため反対にダメージを受けやすい時期でもあります。
心(しん)というものは、それ自体が持つ役割として、
血液を全身に送り出すポンプの働きを担っています。
運動するときなどは全身の筋肉にたくさんの血液が必要なので、
脈もドクンドクンとなり、心臓の動きが速くなっていきますよね。
またそれとは別に、「こころ」という感情的、精神的な働きの両方を意味します。
想いだしてみてください。なにか自分の中で気持ちが高ぶったとき。
そのときの、あなたの鼓動。感じてみてください。
例えば、夏の恋が始まりそうなステキな出会いがあったとき。
ホラーやサスペンスのような怖い映画を見たとき。
夏の時期だと、怪談話やお化け屋敷などもありますね。
そういったものを見聞きしたり、考えたりすると、
あなたの心臓がすごくよく動いてませんか?
いつもより、動きが激しくなって、鼓動も速くなりませんか?
そうなんです。気持ちや感情の高ぶりに、心臓も反応してるんです!
特別な運動をしていなくても。
それと同じかそれ以上に、心臓が大きく強く、速く動く。
このことからも、心は精神とも深く関係していることがわかりますよね。
心のある場所
では、ここであなたに質問です!
「こころ」って、いったいどこにあるんでしょう?
よくある答えに、「脳」というものがあります。
たしかに、それもあると思います。
でもちょっと想い返してみてください。
なにか辛いことや苦しいことがあったとき、どこを押さえますか?
思わず一目惚れしてしまう、そんな異性を見かけたとき、ときめく場所はどこですか?
スポーツの世界大会で日本代表が国歌斉唱をするとき、どこに手を当てていますか?
そう。どれも胸に手を当てていますよね!
頭を押さえる人って、あまりいないはず・・・。
誰に教えられたわけでもなく、あなたも自然とそうしているはず・・・。
かの有名なアリストテレス。彼の言葉にこんなものがあります。
『心臓はものを考える器官である』
これって、心臓にこころがあることを表現しているのかもしれません。
現代の西洋医学や、心理学、認知科学など、
こころにたいする解釈は分野によってそれぞれの主張があるようですが、
そういったものを抜きにして、
普段の自分のしぐさなどから考えると、
心臓と心がつながっているというのが自然な気がします。
心の異常が引き起こす病気の種類
では、そんな心(しん・こころ)というものの異常が、
どんな病につながるのか?
先にお伝えしましたが、一つの働きは全身に血液を送り出すポンプの役割です。
夏はただでさえ心の働きが高まりやすいのですが、
働きが亢進し過ぎると、頭に血がのぼって顔面が紅潮したり、
舌の先が赤くなったりといった、顔にその兆候が現れてきます。
また、それが続いたりひどくなると、
睡眠障害や高血圧を起こすこともあります。
逆に、働きが弱っているときは、
いつもはなんともないような、ちょっとした動きで動悸や息切れが出てみたり、
胸が苦しく痛くなったり、汗も多くなったり、すぐに疲れやすくなります。
顔に出てくる兆候としては、顔面も舌も白っぽくなります。
また、東洋医学的に経絡からみてみたとき、面白いことが分かります。
それは、心の経絡にある経穴(ツボ)のほとんどが、
『うつ』、『ヒステリー』、『精神疲労』といったものと深く関係していることが、
様々な文献で説明されています。
さらに、心と小腸は経絡の中で関係が深く、
それぞれが表裏一体のようにお互いに影響しあっています。
そのため、心になんらかの異常がみられると、
それが小腸の異常としても現れてきたりします。
もちろん、心→小腸という影響だけでなく、小腸→心という逆のパターンもあります。
心の異常をおおまかに見分けるポイントとしては、顔と舌です。
働きが高まりすぎると、顔色や舌の先は紅潮します。
逆に弱ってしまうと、顔や舌の色は白くなります。
まとめ
意外と簡単と思うかもしれませんが、
自分の顔色や、特に舌の色ってあんまり気にしていない人が多いのでは・・・。
このチェック法は、もちろん夏以外でも使えますので!
夏を最後までおもいっきり楽しく過ごすため、
夏にこそ問題を起こしやすい心臓の状態を、
毎日の自分の顔と舌の色でチェックしてみてください。
ちょっとしたことですが、
その意識や工夫が毎日を元気に過ごすための秘訣です。
心おどる毎日を楽しんで過ごしてくださいね♪