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コーヒーが病気予防!?健康・美容話が穴だらけで間違いが多い3つのワケ

 2015/08/06 健康になる思考 大事な考え方 この記事は約 8 分で読めます。
コーヒー

約3か月前の記事ですが、
東大や国立がんセンターの研究チームが、
コーヒーをよく飲む人の方が、
病気による死亡率が低いというデータを発表しました。

コーヒーの健康効果に関する研究結果

以下、引用。

~コーヒー1日3~4杯、心臓病死の危険4割減~
コーヒーを1日3~4杯飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて心臓や脳血管、呼吸器の病気で死亡する危険性が4割ほど減るとの研究結果を、国立がん研究センターや東京大などの研究チームが7日、公表した。
がんによる死亡との関連は見られず、全ての死亡の危険性で比較すると24%減だった。

1990年代に10都府県に住んでいた40~69歳の約9万人を2011年まで追跡し、生活習慣と日本人の主要な死因との関係を調べた。
コーヒーを飲む量が多いほど死亡の危険性は減り、「1日3~4杯」と答えた人は、狭心症や心筋梗塞などの心臓病で死ぬ危険性が「ほとんど飲まない」とした人に比べて36%低かった。
脳内出血や脳梗塞などの脳血管病は43%、肺炎などの呼吸器病は40%低かった。

5杯以上飲む人の場合は、数が少なく詳細な分析は困難という。
砂糖やミルクを入れるかなど飲み方の違いは考慮していない。
チームはコーヒーに含まれ血糖値や血圧を調整するクロロゲン酸や、血管の健康を保つカフェインの効果が考えられるとしている。

引用:<日本経済新聞>コーヒー1日3~4杯、心臓病死の危険4割減

コーヒー

さてさて、この記事を読んであなたはどう思いますか?

これまでの常識からすると、
コーヒーはカフェインがあまり良くないとされ、
利尿作用を促進しカルシウムを阻害するといわれていますが、
病気による死亡率は良く飲んでいる人の方が低いという結果に。

僕の中では、この記事だけを見ると、
いろいろとツッコミどころがあるように感じます。

それは最後にお伝えするとして、
まずは、どうしてこう健康話がコロコロ変わったり、
間違いだらけで嘘が多かったりするのでしょうか?
そこには様々な要素が裏に隠れています。

健康・美容ブームに乗って商品やサービスを売りたい人の思惑

世の中には、物を売る人と買う人がいます。
人に譲るという以外は、
物々交換であってもそれは価値の交換です。

モノを売る側の思惑としては、
当然モノを買ってほしいわけです。

ただ、買う側もバカではありません。
これだけモノが溢れた時代であり、新しく必要なモノというのは、
そうそうありません。
なので、日用品や消耗品以外でものを買うというのは、
そうそう簡単ではありません。

そうなると、売る側は少しでもモノを良く見せようとしたり、
価値を高く感じてもらおうとして、
売る側に有益な情報を買いたい側に見せたくなるわけです。

流行・ファッション

そうすると、いろんなことが起こります。
例えば、ファッションにおける流行りもその一つ。
そこには、流行を作る人や売りたい人の存在があります。

流行を仕掛ける人が良くやる手法として、
「今年の夏は○○柄や△△色を流行らせたい」
と設定し、それを雑誌やファッションサイトで露出していく。

「この夏は○○柄で周りの視線を独り占め!」とか、
「夏の恋を彩る最新コーデ、○○色が大人気!」など、

まずは発行部数の多い雑誌から、情報を徐々に広めていく。

テレビCMやHPでも同じように仕掛けていき、
消費者に対してあらゆる場面で自然と意識が向くように、
情報を張り巡らす。

そうやって、世間に流行りという情報を浸透させ、
まるでそれが自然と沸き起こったかのような錯覚を起こし、
消費者の意識は無意識のうちに欲しくなり、
それを買うように仕向けられていく。

これが、よくある流行を作るやり方です。
実際、○○柄を流行らせてほしいという企業側の依頼に対し、
仕掛け人がお金をもらって流行りを創り上げていく場合もあります。

もちろん、モノが本当に良ければそれでいいのですが、
本当に価値があるものは、そう多くありません。
となると、モノの実質価値そのもの以上に、
そこに加えられる情報や、それによって連想される感情など、
モノにおける付加価値が購入の意志決定に大きく影響します。

大量生産され、大量消費となっているものほど、
その中身や価値の実際は、表現されているものよりも低いことがほとんど。

そのため、情報操作や誇大広告などでさも価値があるように見せ、
購買意欲を意図的に高められていることも、
残念ながら否定できません。

時代背景や企業側の都合で情報が置き換わったり、
明らかに本質から外れているような情報が出回るのも、
こういったことが背景にありそうです。

あなたも、自ら選んでモノを「買っている」ようにみえて、
実は知らないうちに、
売る側の思い通りに「買わされている」のかもしれないですよ。

ちょっと、最近の買ったモノなんかを振り返ってみてください。
「そう言われると、もしかしたらそうかもしれない・・・」
そんなふうに思える買い物に、心当たりないですか?

研究機関や大学と違い-企業側には健康に関する正確なデータを取ること自体にあまり意味が無い

研究機関や大学であれば、
正確なデータをとることは将来の研究に役立つので非常に有益です。
でも、企業にとってはそれ自体が直接、自社の利益に繋がるとは限りません。

コーヒーの例でいえば、
カフェインは皆さんもよく耳にする、古くからある成分です。
そういうものは企業としての特許がとれず、
その研究を自社で反映できないことがあります。
むしろ、その研究データが他社にとって都合がいいものだった場合、
結果的に自社の不利益を招くことにもなりかねません。

そんな研究に時間とお金を費やすくらいなら、
販売戦略や広告宣伝にお金をかけたほうが、企業としては商品が売れて利益が上がる。
そうなると、企業にとって予算を捻出してまで、
正確なデータを取る意味が無くなってしまうわけです。

インターネットの普及であやしい情報が急増

インターネット

現在の日本では、HPやブログ、SNS、動画など、
個人がインターネットを使って好きなように情報を発信できます。

誰でも書けてしまうため、
そこにある情報には筆者の主観的要素が混ざっていたり、
その情報源が明らかでなかったりするものがほとんど。

ここで一つ提案です。
あなたがネットで検索する場合、はじめからこう思ってください。

「ネット上は嘘だらけ!鵜呑みは禁物!必ず自分で要チェック!」

このことを前提にして、
インターネットの中からあなたにとって本当に必要な、
有益な情報を探せるようになることが必須です。

今の時代、誰でも、いつでも、どこからでも、
気になることをネット上で簡単に調べられるようになり、
たくさんの情報に囲まれて過ごすのが当たり前になりました。

日本でも20年ほど前までは、
インターネットも今ほど普及しておらず、
情報を得ること自体が貴重で、
「何を知っているか」ということが重要な時代でした。

でも、今は時代が変わり、
「何を知っているか」ではなく、
「自分に必要な情報を選び、それをどう活用できるか」
が重要になっています。

例えば、僕が個人的に実践していることで言うと、

・その情報は誰が発信しているものか?名前は明らかであるか?
・その著者の人間性はどうか?(著書があれば読んで、考え方を確認してみる)
・言っていることに一貫性があるか?論理に矛盾がないか?

などが、まず取り組みやすいと思います。

あなたなりの工夫を意識して続けていくことで、
目の前にあるものを鵜呑みにせず、
自分のフィルターをもって情報を取捨選択できるようになるはずです。

コーヒーは本当にたくさん飲んだ方が良いのか?

最後に、冒頭の新聞記事について。
この記事を見てどう思ったかについての、
僕の感想はというと・・・。

「正直、何とも言えない!」

です。
というのも、あの記事に表されている内容だけでは、
分からないことが多いからです。

その理由をざっとあげてみると・・・

・砂糖やミルクの存在を無視している(これによって全然違う)
・投薬や他の治療の有無が不明
・その他の食生活や運動習慣が不明
・10都府県とのことだが、環境汚染や排気ガスによる影響の強弱が不明
・3~4杯飲んだ場合のデータに対して、0杯や1~2杯のデータが書かれていない

まだありますが、
あくまでもあの記事を読んだだけという状態での話ですので、
本当に知りたければより原文に近いものを調べると思います。

ただ、もしかすると、
パッとこの記事だけを読んだ人の中には、

「東大や国立がんセンターの研究発表だし、
新聞にも載った内容だから、これは信用できそうだな。
今まではコーヒーは好きだけど、
飲みすぎはよくないと思って、控えてた。
でも、たくさん飲むほうが身体にいいんだ!」

なんて思う人もいるかもしれないですよね。

甘いコーヒー

でも、僕が気になった点でも挙げていたように、
コーヒーが長生きにいいからといって、
砂糖やミルクをガバガバ入れて何杯も飲んだとしたら・・・。

今度は別のリスクが増え、結果も違ったものになるでしょう。

まとめ

書かれていることだけをそのまま受け取って判断するのではなく、
書かれていないことへ意識を向け、そこに疑いを持つ。
情報を鵜呑みにせず、それが適切かどうかを取捨選択する。

この意識をもっているかいないかで、
あなたとあなたの大事な人を、
予期せぬ被害やリスクから守れるかどうかを大きく左右します。

ぜひ、心に留めておいてください。

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