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ステロイドによる3つの副作用、外用剤と内服薬の種類と強さについて

ステロイドによる3つの副作用、外用剤と内服薬の種類と強さについて

1948年、関節リウマチに苦しむ患者にステロイドを投与したところ、奇跡的な改善を見せました。
その効果からステロイドは「魔法の薬」と呼ばれ、現在でも様々な治療に用いられています。
ステロイドは湿疹などの私たちに身近な疾患だけではなく、膠原(こうげん)病などの難治性疾患にも多くの効果を示しています。
しかしその一方で、副作用についての危険性だけが一人歩きしている傾向があります。
ステロイドの効能と注意点について詳しく見ていくことにしましょう。

ステロイドとは何か?

ステロイドとは何か?

腎臓の上部には、副腎という臓器があります。
この小さな副腎という器官は、脳の下垂体から副腎皮質刺激ホルモンであるACTHが出されると、コレステロールを原料に約50種類のステロイドホルモンを作り出します。
つまりステロイドというものは、私たち人間の体内で作られるホルモンの一種なのです。
これらのホルモンは3種類に分類することができます。

  • 糖質コルチコイド
  • 電解質コルチコイド
  • 性ホルモン

病院などで処方されるステロイド薬とは、この内の糖質コルチコイドホルモンを人工的に合成してできたものです。

ステロイド剤の種類と強さ

ステロイド剤の種類と強さ

糖質コルチコイドには、炎症を抑えたり、免疫機能を整える効果があります。
この抗炎症作用と免疫抑制作用により、ステロイド薬は塗り薬、内服薬、注射、吸入薬、点鼻薬、点眼薬など沢山の種類で処方されています。
特にアトピー性皮膚炎には効果があり、治療に使う塗り薬(以下ステロイド外用剤と表記)は「1群:最強、2群:非常に強い、3群:強い、4群:おだやか、5群:弱い」の5つのレベルに分類されています。

ステロイド外用剤は使う人の年齢や使う部位によって吸収率が異なります。
特に子どもは皮膚が薄いため、ステロイドの吸収が大人よりも良いと言われています。
大人用の薬よりも強さを1ランク落としたり、他の薬などで薄めて処方されています。
目安として、大人には首より下の体には「3群:強い」ものを用いることが多くなりますが、強い炎症が見られる場合などはやや強いものへ変えていくことになります。
「1群:最強」は用途と使用期間を限定し、より注意深く幹部や経過を観察しながら使う必要があります。
また、大人であっても顔や陰部といった血流の多い場所ではステロイドの吸収が高まりますので、体に使う外用剤よりも1ランク弱いものが使われます。

人間の体は細菌やウイルスといった外部から侵入してくるものに対して抗体を作って、それらを攻撃したり排除する免疫作用があります。
しかし花粉やダニに代表されるアレルギー反応のように、これらに過剰な免疫反応をしてしまうこともあります。
ステロイドは、このようなアレルギー反応を抑える免疫抑制作用という働きがあるのです。
しかし正常な免疫作用も抑制してしまう為、使用する場合には注意が必要とされています。

ステロイド外用薬は、含まれるステロイドの量も少ないので、正しい使い方をしていれば免疫抑制されることはありません。
しかしステロイドの注射や内服薬を長期に使用すると、免疫抑制作用に見舞われるようになります。
病気の治療の一環として不可欠な場合がありますので、副作用に注意しながら、経過をよく見て医師と相談の上で使用していくことが重要です。

ステロイドによる3つの副作用

ステロイドによる3つの副作用

ステロイドの主な副作用として以下の3つが挙げられます。
まず、易感染性です。
これは、体の免疫力の低下によって感染症にかかりやすくなるというものです。
感染を予防する薬を服用して対応することもありますが、普段の生活で注意するのであれば、手洗いやうがいをして、人混みや電車などではマスクを着用するとよいでしょう。

2つ目に、ステロイドは骨の形成機能を低下させるので、骨密度が減ってしまうことがあります。
その結果、長期の投与によって骨粗鬆症に陥ることがあります。
また、筋肉細胞が小さくなるために筋力が低下する症状も稀に起こります。

3つ目に、ステロイドの投与によって肝臓は糖の合成を増やしてしまいます。
逆に筋肉は糖の消費を減らしてしまうので、血液中の糖濃度は上昇し、糖尿病となってしまうのです。

その他にも血栓症になりやすくなったり、消化性潰瘍ができやすくなるといった副作用も見られます。
毛包皮脂腺が異常に働くのでニキビが多くできたり、多毛や増毛、逆に脱毛するという症状も生じます。
脂肪の代謝障害でムーンフェイスが見られることもあり、肥満への注意が必要になることもあるでしょう。

まとめ

副作用として上記に挙げたものは、ステロイド剤を服用、または注射によって長期に・全身に投与した場合に起きるものです。
特に外用剤に関しては皮膚という限られた場所に働きかけるものなので、これらの副作用の心配はありません。
医師に指示された容量と回数を正しく守れば、短期間で症状を鎮めることができると言えるでしょう。

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